ほっとけない?

ブログランキングでけっこう上位に来ている「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンがどんなものかと思って見てきた。

300円ほどのバンドを買うと、その代金が活動団体への寄付となるらしい。その300円がどのように使われるかという説明を見ると、

バンド自体の製造・流通だけで200円。あんなプラスチックの紐一本が。100円ショップにでも頼んだらよかったんじゃない?

肝心の寄付部分は

活動自体の費用に20%と。結局、真水の寄付部分は、

  • 【貧困問題の解決に資する政策変更のための活動】10%

ということ。ここに注釈があって、

【貧困問題の解決に資する政策変更のための活動】について
このキャンペーンの一環であるホワイトバンドの売上も、現地での支援活動に使うよりも、途上国から先進国に富が流れてしまうような構造や、貧困からの脱却のために努力する人々やNGOの活動を台無しにしてしまうような政治や経済の仕組みを変えることを目的に使われるべきと考えました。

それはまあいいんだけど、

この部分の資金管理方法や運営母体について、具体的に決まっていくのは2005年秋以降になります。上のような目的のために実際にお金が使われはじめるのは、2006年になってからになる予定です。

見切り発車しているようです。

300円ぽっちだと、お金の行き先を真剣には考えないよね…