ピュアオーディオのオカルト

ピュアオーディオの世界に深入りすると、オカルトにはまってしまう可能性がある。昔から、無酸素銅のケーブルにしたら音が良くなるとか、CDのフチを黒く塗ったら音が良くなるとか、CDを冷凍庫に入れると音が良くなるとかいう怪しいノウハウがある。

さすがにデジタル時代になったらそういうのは減るかと思ったら、やっぱりいろいろとある。仰天したのは、電波時計の搬送波にクロックを同期させ、それを使ってデジタル信号を送信するというもの。ちなみに、ABS-7777というそのクロックジェネレータは25万円する。

最近見つけたサイト、「オーディオの科学」は、そんなピュアオーディオ界にうごめくオカルトを一刀両断にしている。物理学の心得がある方には面白く読めると思う。簡単に結論(?)を書くと、スピーカー(1本)、プリメインアンプ、CDプレイヤー各10万円くらいが、値段に応じて性能の向上が感じられる臨界点で、スーパーウーファーの活用が臨場感を得るためには重要とのこと。