ドキュメント! 不動産購入未遂!!

5月16日。新聞に折り込まれた一枚のチラシに目がとまる。近所、駅から近く、2階建て。3階建てはありえないと常々考える私たちは、不動産屋に連絡を入れ、それを含めて2件ほど見せてもらう。日当たりはイマイチっぽいが、小学校にも近くて絶好の立地。建て売りとはいえ、まだ更地の状態で、設計変更もある程度は可能。気に入った私たちは、その晩には申し込みをするのであった。契約日は5月21日と決まる。えー、そんなに急いでやるものなの?

幸運なことに父が構造設計一級建築士なので、図面を送ってチェックしてもらう。構造の安定には問題なさそう。

5月17日は別の用事であまり動けず。

5月18日に仕様入手。だいたい、仕様も入手していないのに申込ってのも無謀な話だが、ここからならペナルティなしでキャンセルできるからね。

5月19日は仕様チェック。構造以外の重要項目として、断熱とシックハウス対策を見てみる。断熱はグラスウール(種別記載なし)、壁はビニールクロス、防蟻薬剤処理の土台と、突っ込みどころは満載。24時間換気は義務だから対応しているけれど、もちろん吸気口から吸って、トイレや風呂から排気する第三種だ。父からは、断熱に関しては最低限に近いとのコメントをもらう。やっぱり建て売りは低コストということか。


5月20日は不動産屋が休みなので、5月21日の契約当日になって、事前に問い合わせを入れる。土地だけで買えないかということと、それがダメなら次世代省エネ対応できないかということ。結果を受けて納得すれば契約と思ったのだが、契約までに期待した回答を得られなかったので保留した。

その後、高気密高断熱はやっぱり無理だから土地だけの取引でOK、という流れだったのだけれど、他に as is で買うという客が現れて、そちらにかっさらわれた。

そんなわけで、夢の?マイホーム取得はできなかったけれど、短期間でずいぶん勉強したよ。物件もさることながら、仲介業者担当との相性は極めて重要だね。