2009-05-31 クローズアップ現代「そして、ローンだけが残った〜相次ぐ住宅メーカーの破たん〜」 住宅 注文住宅の支払形態 注文住宅では、商習慣で、支払いが次のようになっていることが多い。 契約時1割 着工時3割 上棟時3割 完成時3割 一方、建て売りの場合は、手付金を別にすれば、完成時にすべて支払うことが一般的。 建て売りの場合の手付金は保全の義務があるが、注文住宅の場合の代金は保全の義務がない。(住宅会社が自由に使える。) 過度な前払いの問題 (資金繰りの苦しい) 住宅メーカーが、割引をインセンティブとして全額前払いを持ちかけ、それを支払った後に倒産するケースが多発している。もちろん、住宅は完成していない。 対策 完成保証制度 あくまでも、倒産したメーカーの引き継ぎなどで必要になった追加分を保証する制度。 したがって、過度な前払いをしている場合は、その分は保障されない。 この制度への加入は義務ではなく、登録料も必要なため、加入しているメーカーは少ない。 この制度を利用する場合も、過度な前払いをしないことが重要。 出来高払い 工事の進捗を建築士等がチェックし、完了している部分についてのみ支払いをする。あるいは、支払い分までは完了させる。 1% 程度の追加負担が必要。