熱損失係数 (Q値)

住宅の省エネルギー、あるいは快適性を考える時、まず考慮すべきなのが熱損失係数 (Q値)。これは、建物の内部と外部との温度差が1℃であるとしたときの、建物の内外で交換される熱量を床面積で割ったもの。この算出には、換気も考慮される。

次世代省エネ基準では、東京圏である第4地域では、Q値は2.7 W/m2K となっている。

このQ値と、床面積、暖房デグリーデー*1、冷房デグリーデーがあると、暖冷房による年間の消費エネルギーが算出される。たとえば暖房の消費エネルギーは、Q値×暖房デグリーデー×24となる。

*1:デグリーデーとは、基準となる室内の温度と室外との温度の差を積算したもの。