オール電化

つまりはエコキュート。価格の安い夜間電力を用い、効率の高いヒートポンプによってお湯を沸かす。ガスと燃料電池を用いる「エネファーム」と比較すると、イニシャルコスト、ランニングコストともに優位で、オール電化にした場合は火災保険の保険料も優遇される。

したがって経済性を求めるなら、現時点でエコキュートを選択するのが賢明。ただし、この経済性は、原子力発電に依存していることを意識すべし。深夜電力が安いのは、出力調整ができない原発による電力が余るため。

また、電力は輸送距離が長く、家庭で使用する二次エネルギーに対し、発電所で作り出す一次エネルギーが大きいことにも留意すべき。*1

その点、エネファームのようなコジェネがいい *2 のだが、戸建てで導入するのは経済的に厳しい。ある程度まとまらないと。

*1:電力の PEF (Primary Energy Factor, 一次エネルギー換算係数) は、日本の場合2.71である。

*2:天然ガスのPEFは1.2くらい